体と心によい食べもの
Sai Ram,
これは健康な体と心のための食物に関するスワミの御講話からの抜粋です。この記事は、2004年5・6月のサティア・サイ・ニュースレターに掲載されたものです。
「正しい食物は本質的にサトウィック(純性)です。この意味は、赤肉、魚、タマネギなどにあるような刺激的な成分を含んでいないということです。もちろん、あなたの宿舎では肉や魚は出されませんが、タマネギは食物を新鮮に保つという理由でかなり頻繁に使われています。タマネギは消化を促進させる作用もあります。よく知られたテルグ語の諺に「タマネギ(ulli)にできても母親(thalli)にはできない」というものもあります。
いずれにしても、タマネギは摂りすぎるべきではありません。またスパイス、チリや塩の摂りすぎも避けるように気をつけるべきです。多くの人がサトウィックとは果物やミルクだけを指しているものと思っていますが、これらはタマシック(怠惰や鈍感の傾向)でもあります。たとえば、バナナは2本食べれば充分です。バナナを4本も食べるならば、それはタマシックとなります。濃縮ミルク(練乳)は飲んではいけません。濃縮ミルクは脂肪とカルシウムを多く含んでいますが、グルコースも多量に含まれています。血液が多量のグルコースで満たされると、余分なグルコースは酸になります。こうして酸と血液が結びついて、胆嚢に石を作ることになります。
一日に少なくともコップ7~8杯の水を飲むように心がけなさい。水はあなたの腸をきれいにします。また水が腎臓をつねに洗い流すので、腎臓に石ができるのを防いでくれます。米や野菜も食べなさい。緑葉の野菜は多く摂るととてもよいです。皮膚の下には、とても薄い皮がもう一枚あります。この皮は皮膚を守ります。緑の葉はこの皮を強化し、その他にも多くの恩恵があります。緑葉の野菜は油脂がまったくないので、心臓病患者にとってもとてもよいのです。その他の野菜は、コレステロールに少々影響があるかもしれません。
コレステロールが過剰であるときはどうするべきでしょうか?コレステロールはある程度は必要です。定められた限度はおよそ10%です。それが20%や30%に上がると、神経や血管は錆びたパイプのように固くなります。これは結果的に血流を滞らせて、心臓の鼓動は次第に効率が悪くなってきます。心臓は血液を引き込み、それを血液を浄化して身体全体に巡らす肺に送り出す役目があります。心臓の鼓動が減ると、そこに心臓にとって危険なコレステロールがよりたくさん蓄積します。そのため、白タマネギやニンニクの錠剤を毎日摂取するのがよいでしょう。毎日一粒の錠剤を食後にとれば、コレステロールの問題はなくなるでしょう。緑葉の野菜は、身体にとってとても健康的です。ワサビノキ〔注:わさびではない〕は脳によいものです。ジャガイモはあまり食べ過ぎてはいけません。ジャガイモは80%がでんぷんなので、少し太り気味になり、健康の面でもほとんど貢献しません。
またトマトもよいです。わたしが思うには、トマトの種は取り除いて、カレーは残りのトマトでつくるといいかもしれません。なぜかというと、トマトの種は消化しにくいからです。それは消化管に残り、グルコースと結びついてだんだんと石化してきます。この石が塊として残り、たびたび問題の原因となるかもしれません。
また私たちは限度をわきまえて食べなければなりません。食べ終わったあとは、席に着いて食べ始めたときと同じ軽い感覚で席を立つべきです。それが正しい限度です。軽い気持ちで食べ始め、立ち上がろうとしたときに支えを必要とするようではいけません。食べ過ぎのために多くの人々のお腹はふくれ上がっています。身体の健康にもかかわるので、プロポーションはとても重要です。
肉、たばこ、酒やドラッグには決して手を出してはいけません。習慣的にたばこを吸う人は、がんにかかりやすくなります。次のテストを喫煙者に試すといいでしょう。白い布を用意して、たばこを吸った後に口の前を覆います。布の上には、多くの赤い斑点ができるでしょう。外部の布でもこれほど見事に汚れるのであれば、喫煙が血管や肺にどれほど多くの障害を引き起こすのかはっきりと想像できるでしょう。たばこをつまむ2本の指にも、黄色い染みができます。唇には白い斑点ができます。口周りの皮膚は浅黒くなります。
またカード(凝乳、ヨーグルト)も避けるべきです。その代わりに、2杯のバターミルクを飲むといいでしょう。カードはたんぱく質が多すぎます。」
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